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仙台市産業振興事業団
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産学連携セミナー「第67回寺子屋せんだい実施報告」

地域水産物の養殖化

〜東日本大震災にも負けない海産物を作ろう

   

 

◆日 時:平成23年12月2日(金)  18時00分〜20時45分

 

◆場 所:財団法人仙台市産業振興事業団 7階会議室

 

◆講 師: 石巻専修大学理工学部生物生産工学科 准教授 鈴木 英勝 氏

 

 

 

 今回の寺子屋せんだいは「地域水産物の養殖化」というテーマで実施し、鈴木 英勝 准教授より、東日本大震災にも負けない海産物の作り方などについてご説明いただきました。

 

・大震災後、万石浦で調査をしている。個人的な見解だが、震災の前後で海水に関して大きな変化はないと感じている。しかしながら、海底は津波の被害で大きく変わった。

 

・水産の仕事は一言で表すと「人々に食糧を提供すること」と考え、研究を行っている。近年水産物の消費量は減少している傾向にあり、研究者としては、魅力(美味しくて、体に良い)ある魚介類の開発を行ないたい。

 

・アカザラガイはホタテガイと近縁種で、味も形も似ている。アズマニシキと呼ばれる種の北方型とされている。三陸沿岸から北海道の南部沿岸に生息している。60年ぐらい前に、養殖化の研究が行われていたが、ホタテガイの生産が好調なため、現在は養殖はなされていないが、近年ブランド化のためにアカザラガイの商品開発が進められている。ブランド化にはアカザラガイを常時大量に供給する仕組みを作らなくてはいけない。そのために養殖方法の開発が必要である。

 

 ・養殖を成功させるためには2つやるべきことがある。「採苗(タネをどう確保するか)」と「採ったタネをどう育てるか」である。 採苗に関して、6月に採苗袋を設置し、11月には回収すると、アカザラガイの稚貝は適量確保できた。 採集したアカザラガイ稚貝を1年間籠養殖すると、殻長で17mm/1か月の成長速度になり、ある商品に適したサイズには全行程で1年の養殖期間が必要。

 

・アカザラガイは美味しい時期は水分が少なく、有機物含量の高い3月である。この時期を狙って養殖し、採集できれば、美味しいアカザラガイを供給できる。

 

・アカザラガイの危険な部位として、貝柱の横にある黒い部分(中腸線)は、まれに麻痺制貝毒の物質が入っていることもある。今後は処理することが認知される必要がある。

 

 講演終了後に実施した交流会では、講師とご参加いただいた地域企業の皆様と和やかな雰囲気の中で情報交換をしていただきました。

 

 今後も寺子屋せんだいでは様々なテーマを設定して実施して参りますので、ぜひご参加ください。

 

 

 

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